寺報

【本山玄妙寺の貫首に渡邉日易師】

復興・隆昌に向かって精進


 静岡県磐田市の本山玄妙寺の貫首に渡邉日易師(神奈川県本長寺住職)が就任し、6月4日、東京大田区の日蓮宗宗務院で辞令交付式が行われた。
 辞令伝達にあたり、小松浄慎宗務総長は渡邉貫首を「宗制審議会に身を置かれ、宗門の舵取りを間違えないよう見守ってくださった」と称讃し、「玄妙寺のある静岡県は温暖な土地柄ゆえ、みなさんいい人ばかりです。今後ともますます発展のためにお尽くし頂きますよう宜しくお願い申し上げます」と激励の言葉を述べた。
 渡邉貫首は「玄妙寺の復興・隆昌に向かい、老骨に鞭打って精進しなければならないという任の重さを心配しておりましたが、いま温かいお励ましのお言葉を頂き、一生懸命やらなければならないという思いが強まりました」と意気込みを語った。
 渡邉貫首は長年宗務院に勤務ののち宗会議員を四期務め、その間財務部長、宗務副総長に就任。また平成13年から同18年まで立正大学学園理事長の任に就くなど、宗内外で要職を歴任してきた。
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 ◆本立山玄妙寺
 顕本法華宗の祖・日什上人が元中2年(1385)に開創した寺院。
 日什上人はもと天台宗の学僧だったが、心中の平安を得られず、日蓮聖人の『開目抄』『如説修行鈔』を読んで長年の疑問を解き、66歳で改宗を決意。その後、千葉県の中山法華経寺・真間弘法寺等で宗義の研鑽を重ねた。
 日什上人の布教は極めて積極的で、諸国で布教しながら京都を目指し、三度の奏聞を行い、京都妙満寺を開創した。その返路72歳の時に建立されたのが玄妙寺。「日什上人得道の寺」として、「転法輪の寺」京都妙満寺、「涅槃の寺」会津妙國寺とともに什門の三本山と呼ばれる。
(日蓮宗新聞2007年6月20日号より)

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